経営者に本当に必要な考え方とは何か?【経営に必須の考え方を解説】

経営者・社長

経営者に必要な考え方とは何でしょう?

結論からお伝えるするとそれは「経営者が全ての結果に対して責任を持つ」という強い想いであり考え方です。

経営者は組織のトップとして多くのメンバー、取引先、

お客様を巻き込みリスクを追いながらビジネスを拡大させていかなければなりません。

そんな責任の大きい経営者はどのような考えを持って責任と向かい合うべきなのでしょうか?

経営者の考え方の図

4社経営10年以上のコンサル歴を持つ私が実践をベースに解説していきたいと思います。

経営者は宝島を目指す船の船長

経営者は宝島を目指す船の船長であり、最高意思決定者として大海原を航海していきます。

一人では宝島へは到着することができないので、多くの乗組員を巻き込みます。

そのとき、指示を出すのは社長の役目であり、

乗組員たちは社長に従い、船を指示通りに漕いで行きます。

経営者(指示を出す)
従業員(指示に従う)

この時、従業員は指示通りに動けなければなりません。

では、指示通りに船を漕いだ結果、船が宝島から遠ざかってしまったらどうなるでしょう?この結果が「責任」です。

経営者は目的地(ビジョン)を決めて航路(戦略)を決定します。
宝島を目指す船の船長の責任の図解

大切なことはその航路が間違っていた場合は「全ての責任を経営者が負わなければいけない」ということです。

失敗した時に責任を取る図

売り上げ責任を持つことが大前提

どの中でもまず第一に売り上げ(利益)をあげていかなければなりません。

会社の売り上げと利益は船の燃料であり、絶対的に必要な要素です

1にも2にも、経営者自身が先頭に立ち、確実に利益を出していかなければいけません。

よく聞く経営者からの話で、

「最近は景気が悪くてきつい」

「優秀なメンバーがいないのでこまる」

「メンバーに自発性がないので売り上げが上がらない」

「環境が昔とは変わってしまったからきつい」

「昔の状況はとてもよかったのだが」

などという言葉や考え方を聞くケースがとても多くあります。

これらの全ての言葉は「経営者が全ての責任を持つ」という考え方に真っ向から反対する考え方なのです。

誰のせいにもすることなく、経営者が経営数字に100%の責任を持つことは経営においての基礎中の基礎なのです。

言い訳は絶対にやめましょう。

一度言ったことに責任を持つ

また、よくある経営者の間違った考え方の一例として、「言いっぱなし」という現象も多く見受けられます。

経営者が組織のトップとしてかけた「号令」

一度やると決めたことが言いっぱなしになって最後まで実行されないというパターンです。

船長として航路(戦略)に責任を持たなければいけない人物として、言いっぱなしは致命傷です。

言いっぱなしになってしまう原因は大きく3点です。

・プランを具体的な行動に落とせていない

・実行内容の振り返りができていない

・失敗を認めずにダラダラ続けている

これらの現象が「一度行ったことに責任を持つ」という大切な考え方を失わせているのです。

・プランを具体的な行動に落とせていない

経営者が適当に目的地を指し示すとメンバーはどうして良いか分からなくなります。

「営業の商談後の受注率を上げろ!」と言われてもざっくりしすぎています。

「営業の受注率を20%から25%に上げよう!」

「そのためには、商談で見積もり提出後の確認連絡の日程を決めていない営業マンが多いので、

 しっかり確認連絡日と時間を決めるように営業トークを改善しよう。」

 など、経営者が号令をかける時には必ず具体性を持つことがポイントとなるのです。

実行内容の振り返りができていないの図解

・実行内容の振り返りができていない

また、上記のような号令をかけるだけかけて放置してしまっては、成果はでません。

・○月○日に振り返ろう
・毎週水曜日に振り返ろう

などと、しっかりと「いつまでに・誰が・何をして・どう振り返るのか」を決める必要があるのです。

こうすることによって経営者の「言いっぱなし」は撲滅されるのです。

・失敗を認めずにダラダラ続けている

また、経営者が言い出しっぺのプランがぐずぐずで失敗状態にあるにも関わらずに

経営者自身が失敗を認めないことで、「言いっぱなしプロジェクト」になってしまうケースも多くあります。

大切なことは「失敗を認め、プロジェクトの終了をしっかりと公表すること」です。

小さなプライドが邪魔してしっかりとプロジェクトのクロージングができないと、

組織全体のプロジェクトに対する責任感も希薄になっていってしまいます。

「○○のプロジェクトは当初の想定よりも実際の成果が出なかったので、

終了することにしました。自分の目論見が外れていて申し訳ない」
失敗を認めずにダラダラ続けているの図

この一言で、馬鹿にされるどころか、経営者として認められる結果になりますし、プロジェクトはしっかりと締めくくられます。

組織の成長に責任を持つ

経営者にとって、「組織全体の成長に責任を持たなければいけない」という考え方はとても重要なものになります。

多くの経営者は「メンバーは自ら学び勝手に成長するものだ」と考えていますが、それは全くの見当違いです。

経営者自身が日々成長していかない限り、優秀なメンバーはどんどん辞めていき、組織の成長速度はとても遅いものになってしまうのです。

POINT「メンバーは勝手に学び育つもの」×
「経営者が成長し続けなければメンバーは今以上に育たない」○

私がコンサルとして関わらせていただいた経営者の中にも多く「学ばない経営者」がいました。

このようなスタンスでは会社が成長しないのも当たり前です。

・新しいサービスや技術を学ぶ

・ベンチャー企業から経営ノウハウを学ぶ

・新たな業務スキルを身につける

・成長企業の経営者や役員から直接学ぶ

・質の高いセミナーなどに参加する

など、経営者は常にメンバーに学びを押し付けるのではなく、

しっかりと自らが学び続け変化し続けなければならないのです。

組織の成長に責任を持つの図解

結果が出なければ認め変化する

どんなプランも失敗する場合があります。

売り上げや利益などの数字を見れば「良い状態なのか?」「悪い状態なのか?」は一目瞭然です。

状況が悪い場合は「今やっていることが間違っているのです。」

早急に経営者はその事実を認め「変化」していかなければなりません。

じっくり見ていても状況は変わらないのです。「失敗を認めいち早く変化を起こしていく」

この考え方こそ経営者にとって最も必要な考えかたの一つなのです。

経営の状況が悪い
  ↓
数字で確認いち早く認める
  ↓
今までを否定して改革を実行

経営者に求められるものは「成功」ではなく「責任」なのです。

何回失敗してもしっかりと失敗を受け止め改革をおこし続けるためには「誰よりも強い責任」が求められるのです。

経営者として皆さんは「責任」に素直に向かい合えていますか?

しっかりと振り返りながら新たな成長を生み出していきましょう。

まとめ

経営者は宝島を目指す船の船長

経営者(指示を出す)
従業員(指示に従う)

「全ての責任を経営者が負わなければいけない」

言いっぱなしになってしまう原因3点

・プランを具体的な行動に落とせていない

・実行内容の振り返りができていない

・失敗を認めずにダラダラ続けている

経営者自らが成長するための行動

  • ・ベンチャー企業から経営ノウハウを学ぶ
  • ・新たな業務スキルを身につける
  • ・成長企業の経営者や役員から直接学ぶ
  • ・質の高いセミナーなどに参加する

結果が出なければ改革を

経営の状況が悪い
  ↓
数字で確認いち早く認める
  ↓
今までを否定して改革を実行

以上、経営者として大切な考え方をまとめました。

是非、自分の組織のトップはここでまとめた考え方ができているのかを客観的に振り返ってみてください。

また、経営者の考え方を客観視することと同じように、自分の組織の課題を客観的に評価することは難しいのが現状です。

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