新規事業を成功させるための5つのポイント【フレームワークだけじゃ成功しない!】

市場調査 競合分析

新規事業

 

コンサル歴10年を越え、自分自身でも4社の経営をする中で多くの新規事業の数多くの失敗と成功を見てきました。

その中で、新規事業を成功させるいくつかのポイントが見えてきました。

 

フレームワークを活用してきれいな計画を立てるだけでは成功は掴めません。

実践で本当に大切な成功のポイントを解説していきます。

新規事業成功のポイント

どんなに壮大な計画を練ったとしても完璧なペルソナを描いたとしても、5つのポイントをクリアしていなければ成功率は激減します。

 

・事業立ち上げの体制
・事業スタートのフロー

この2点を分からないまま突き進んでも、その先に待ち受けているのは「失敗」の2文字です。

 

そして、体制とフローを確かなものにするためのポイントは5つあります。

新規事業成功のポイント

①担当者で成功率が決まる
②スモールスタートの重要性
③つくる前に売り込む
④失敗のラインを絶対に引く
⑤競合調査の徹底が必須

一つ一つの要素を理解して、実施していく必要があります。

・担当者で成功率が決まる

まず第一に『適当に担当に任せる』感覚で、うまくいった新規事業を見たことがありません。

 

失敗のスタンス

・能力のない責任者を任命する
・トップが口だけ出し理解してない
・大切な打ち手をメンバーに投げる

 

既存事業は数字が見えているので優秀な担当を置き、新規事業は数字が見えないのでそこそこの能力の担当に任せる、こういったスタンスでは新規事業は立ち上がりません。

 

そもそも既存の事業の運営より、新規事業の立ち上げは数倍難しいものであるという事実を忘れてはいけません。

難易度

 

なるべく優秀なメンバーに任せるのではなく、社長や役員が陣頭指揮を取り、最優秀メンバーを配置していかなければ立ち上がらないことが多いです。

 

・スモールスタートの重要性

そして、多くの経営者が新規事業を最初から「しっかりと立ち上げよう」として、システム開発を進めたり、デザインにお金をかけたりするケースを多く経験しました。

しかしながら準備段階でお金をかければかけるほど、失敗の可能性は大きくなっていきます。

 

何故なら新規事業に計画変更はつきもので、プランは数えきれないくらい変更されていくからです。

準備段階でコストをかけすぎると後戻りができないのです。

 

スモールスタートができていないケース新規事業のためのシステム開発を1000万円で進めていたが、お客様の要望を聞いていくフェーズで現状のシステムでは対応できない要望があることに気づいた。

変更がきかない

 

もしも、このケースでスモールスタートをしていたら、問題は小さかったはずです。

 

スモールスタートができているケーススモールスタートでいきたいので、システム開発は後回しにして初期はエクセルの関数を使って完全に手動で管理しよう。

お客様の要望をしっかりと吸収してからシステムの要件定義を決めていこう。

その後想定外のお客様のニーズに気付き、システム構築に反映した。

しっかりと吸収

新規事業は非常にもろく安定しないプロジェクトです。

初期コストをかけすぎることはリスク以外の何者でもないのです。

 

・つくる前に売り込む

また、スモールスタートの究極のパターンは「つくる前に売ってしまう」ということです。

商品やサービスを開発する前のプロトタイプや構想の段階で、広告や営業を実際にかけてみて、リアルな反応を見てみるのです。

「もしつくったら買いますか?」ではなく、実際にリアルな広告や営業を実施するのです。

 

購入意思をいただいたら、現在構想段階で1番に提供させていただく旨やモニターになっていただき商品を応援いただきたいとしっかりと伝えて理解いただきます。

応援してくれそうなお客様へ実施することがポイントです。

 

先行の営業で誰も買わなかったらプロジェクトはコストをかけないままストップできます。

また、思いもよらないお客様の断り文句や前向きな要素をリアルに収集できるのです。

スモールスタートのパターン

・失敗のラインを絶対に引く

新規事業に失敗はつきものですが、失敗よりも最悪な状況があります。

 

・プロジェクトの放置
・プロジェクトの自然消滅

失敗状態にあるプロジェクトがそのまま放置されていて出血が止まらない状態であったり、なんの号令もなく事業が立ち消えてしまう現象です。

 

この状態ではせっかくの新規プロジェクトが組織の成長に繋がるどころかマイナスの悪い習慣になってしまいます。

 

このような現象の多くは、最高責任者の社長や役員のプライドが原因です。

また、現場の人間が「本当に頑張っているので撤退できない」というような状況も考えられます。

だからこそ、スタート前に失敗の定義を決めてしまうのです。

「◯年◯月◯日までに」
「◯◯◯万円利益でなかったら」
「失敗として撤退する」

このようにラインを決めてしまえば恨みっこなしで、いくら現場が頑張っていても、社長のプライドが邪魔しても失敗は失敗、撤退は撤退となります。

期限・利益金額を設定

・競合調査の徹底が必須

ほとんどの場合の新規事業では、同じようなサービスを展開している競合がいます。

競合の調査は誰でもやればできることです。

にもかかわらず多くの会社が競合の調査を徹底していません。

 

メインとなる競合3社〜4社を選定し、

競合調査

・サービスを徹底的に知る
・売り上げ/利益や歴史を知る
・今後の戦略について知る
・組織や人員の特徴を知る
・お客様の声を収集する

を徹底していくのです。

 

新規事業において、競合調査が努力のみで一番簡単に質を上げることができる行動です。

絶対に疎かにしてはいけません。

競合の調査▶︎簡単に成功率をあげれる大切なファクターなのです。

 

まとめ

フレームワークやペルソナだけでは新規事業の成功率は上がりません。

事業立ち上げにおいての体制とフローを強固にしていく必要があるのです。

以下の5つのポイントをしっかりと抑えることで、悔いのない事業立ち上げを実施していきましょう。

①担当者で成功率が決まる
②スモールスタートの重要性
③つくる前に売り込む
④失敗のラインを絶対に引く
⑤競合調査の徹底が必須

 

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  • 経営理念が浸透してない
  • 売上が上がらない
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  • トップが常に悩んでいる
  • 任せられない風土
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  • ヒアリングができてない
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  • メンバーの愚痴が多い
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  • 管理と営業が対立している
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