結論ファーストの話し方【具体例と練習方法も解説】

個人スキルアップ 教育・研修 組織

結論ファースト

結論ファーストで話しができるようになるためのポイントについて解説をします。だれでもちょっとした練習でわかりやすい話し方をできる人になることが可能です。

結論ファーストの話し方

【以下を話す前に準備】
・何を聞かれているのか
・どんな結論を話すのか

【実際の話し方の流れ】
①質問の100%の理解
②結論と理由3点の確定
③結論を簡潔に述べる
④理由を2~3項目で話す

【練習方法について】
1、練習相手を見つける
2、簡単な質問を出し合う
3、流れ通りに回答する
4、話せているか振り返り

 

結論ファーストの効果

 

結論ファーストの話し方ができていないと話しが非常に長くなってしまいます。

 

話が長いと聞く気が失せますし内容を理解することがとても難しくなってしまいます。特にビジネスシーンでは人物自体の評価まで下がってしまう可能性があります

 

結論がよくわからない話をダラダラと続けてしまうと「人の気持ちを考えない身勝手な人」思われてしまう危険性もあるのです

 

 

あなたの周りにも何がいいたいのかわからないまま一方的に話し続けている人は一定の割合でいると思います。

このような癖のある人の多くはやはりコミュニケーションの評価が低いのではないでしょうか?

 

研修講師である自分自身も「結論ファーストの話し方」の重要性を認識して習得するまでは、結論を後回しにしてダラダラ喋り続けてしまうタイプの人間でした。

問題のポイントは周りのひとは注意はしてくれないということです。

自分自身の話し方の問題点に気づかないまま問題点を放置してきたのです。

そのことで、自分でも気づかないうちに、多くの人の評価を下げていたと感じますし、もっと早く「結論ファーストの話し方の習得方法」を知りたかったと今では思っています。

 

自分の話し方にうっすらと問題を抱えているが具体的な解決策を見出せないでいる方がとても多いのではないかと考えています

 

ダラダラと話しをするひとは以下のような特徴があります

・話の道筋を考えずにとりあえずしゃべり始める
・相手がどのくらい理解しているのかを考えない
・つぎつぎに違う話題に飛んでいるが自覚がない
・結局何がいいたかったのかを途中で忘れる
・相手の話しを聞こうとするスタンスがない

このような、癖を持った人の話が「気持ちのいいもの」か「気分を害するものか」は明確です。

 

このように、結論を後回しにした、ダラダラトークのデメリットは大きいと感じます。

逆に、結論ファーストの話し方を習得すると、話の筋道を確定させてから、話をするようになるので、目的や現在地を明確にしながら会話を構築できるようになります。

 

結論ファーストの話し方で明確になる3つのポイント

・結局何が言いたいのかが明確になる
・今何を話しているのかが明確になる
・聞き手はどういう状況かが明確になる

 

そして、しっかりと言いたいことを伝えるだけでなく、聞き手の状況も確認しながら会話をする余裕も生まれたことで、相手をより大切にすることができるようのなるのです。

 

 

私自身の経験からも結論ファーストの話し方を習得することは難しいことですが、同時にとても重要なことでもあります。

次の章では具体的な結論ファーストのトーク内容の例をお話ししていきます。

 

結論ファーストの話し方の例

 

ここでは、結論ラストの曖昧な話し方と結論ファーストの例と流れのポイントを比べながらお話ししていきたいと思います。

①:結論ラストの話し方の例

質問:貯金はするべきだと思いますか?

んー、僕の考えだと、貯金はしているときもあればしないときもあるので、やっぱり自分自身は波がありますね。貯金があって助かったこともあれば使いすぎて困っちゃうこともありますけれど。逆に使わないなら使わないで、お金の有効活用なかなかできないな、なんていう考え方もあるから、まあ難しいんですけどね。貯金だけじゃなくて何かに投資するっていう考え方もありますしね。今はいろいろな考え方っていうのがありますよね

 

 

②:結論ファーストの話し方の例

質問:貯金はするべきだと思いますか?

(結論)
はい。私の考えでは貯金はするべきではないと思います。

(理由)
理由は2点あります。

・1点目は貯金するよりも学びや自己成長への投資が大切だと思っていること。

・2点目は貯金をしても今は金利が低いので運用のメリットが少ないこと。

(結論まとめ)
2つの点から私は貯金はすべきではないという考えを持っています

 

 

POINT結論ファーストの流れ
結論→理由1→理由2→結論まとめ

 

上記の2つの例をみてみると、結論ラストの話し方は自分の話したいことを話しているのに対して、結論ファーストの話し方は質問に的確に回答するために話していることがわかります。

 

結論ラストの話し方は、質問の内容をしっかりと意識せずに、適当に話したいことを話し始めています。

一方結論ファーストの話し方は、質問をしっかりと理解して、まずは自分の結論を頭の中で確認した後に話し始めるのです。

 

 

結論ファーストの話し方の流れのポイント

① :質問を100%理解する
② :答え・結論を簡潔に述べる
③ :理由を2~3項目にまとめて話す

 

具体例と流れのポイントを自分の最近の会話に置き換えてトークのシミュレーションをしてみると理解が深まっていくと思います。

 

とにかく結論をしっかりと先に話すために最も大きなポイントは、質問の言葉を100パーセント理解することと、いきなり話し始めずにしっかりと結論を頭の中で出してから話始めることが大切です。

 

受験の問題でも問題の語尾に「でないほうを選べ」などとかいてあるひっかけを回避するためには、いきなり回答するのではなく「問題文の100%の理解」が大切になる構造と同じです。

 

・何を聞かれているのか
・どんな結論を話すのか

このことを明確にしてから話し始めるのです。

 

結論ファーストの話し方の練習法

概要は理解できても話し方はひとつの癖でもあるので、すぐには変わりません。

みなさんがピアノを上手く弾けるようになりたいと思った時に理論だけ学ぶ人はいないと思います。

ポイントを学んだらしっかりと実践で練習を積んでいかなければうまくならないのです。

当たり前の話ですが、結論ファーストの話し方の習得でも練習が欠かせません。

だからこそ大切なのは練習なのです。

 

練習の方法はとても簡単です。

1、練習相手を見つける

2、簡単な質問を出し合う

3、流れ通りに回答する
※結論→理由2〜3点→結論のまとめ

4、流れ通りに話せているか振り返り

 

簡単な質問で上記を繰り返すのです。

質問の例としては、以下のようなものがあると思います。

・どうしてこの会社に入ったのですか?
・仕事で最も大切なことはなんだと思いますか?
・結婚はするべきですか?
・飲み会にはいくべきですか?
・読書は大切ですか?

などなど、このような簡単な質問に結論ファーストの流れで、回答をしていきましょう。

繰り返し繰り返しペアで練習しながらダメ出しをするなかで、すぐに結論ファーストの癖がついていきます。

繰り返しになりますが理論を理解して実践で試してみるだけでは身につきません。

かならず練習相手を見つけて何度も練習することが大切な鍵となります。

 

POINT結論ファーストは習得が難しい👉だからこそ徹底した練習が大切

 

まとめます。

ポイント1:いきなり話し始めない
質問と結論を明確にしてから話始める
ポイント2:流れを意識する
結論→理由1〜3→結論のまとめ
ポイント3:練習する
ペアを見つけて、質問→回答を繰り返す

話し方は一度、習得すると一生ものです。

是非理解だけでなく、練習を開始してみてください。

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