マネージャーとはどうあるべきか?マネージャーの本当の役割と定義

マネージャー 教育・研修 組織

マネージャーはこうあるべき

そもそもマネージャーの存在とはどうあるべき存在なのかが全く定義されていないまま、日々新たなマネージャーが生み出されている組織は多いのではないでしょうか。

そして、とりあえずマネージャーのポジションを任せた後に激しく後悔をして人事が難しくなっていく。なんてことも組織のよくある失敗談だと思います。

・マネージャーとは何をする人
・マメージャーとはどうあるべきか

このことをしっかり定義することで組織人事はもちろんのこと、会社全体の組織力が向上していくのです。

逆を返せば役割を明確化せず、適当にマネージャーに昇格させているほとんどの組織は組織力が非常に弱いです。

 

マネージャーの定義が曖昧な組織

 

マネージャーって何をする人?

そもそもの話し、マネージャーって何をする人?
という簡単な疑問にしっかりと回答できる人は非常に少ないのが現状です。

回答は以下です!

組織の方針を理解しメンバーを動かし、チームで全体を
目標達成に導くチームの責任者。

・マネージャーはチームの責任者である
・マネージャーの成果はチームで出す必要がある
・マネジャー最も大切な仕事は目標の達成である

 

上記の通り、マネージャーとはチーム単位で結果を出すためのチームの責任者なのです。

プレイヤーとの大きな違いは「チーム全体で成果を出すこと」に責任が課せられている点です。

プレイヤーは個人目標、マネージャーはチーム目標

 

マネージャーに求められる具体的な仕事とは

マネージャーが成果を出さなければいけない具体的な仕事は以下になります。

 

マネージャーの仕事一覧

理解する:経営方針を深く理解する
チームで成果を出す必要があるので、マネージャーが経営方針を深く理解していないと多くのメンバーに会社として間違った内容が伝わることになります。
伝える:進むべき方向を指し示す
この業務はメンバーに指示をただ伝えるのではありません。メンバーの心を動かしメンバー全員をゴールに向けて突き動かしていく原動力になる必要があります。
達成する:達成までのシナリオと行動
目標を達成するための計画を策定しチーム全体で行動を実施します。達成可能な行動計画をつくりだす責任があります。
育てる:人の特性を見抜いて育てる
担当したメンバーの強みと弱みをしっかりと見極めて育成を実施します。能力の高い人間に指示をするのが仕事ではなく、メンバーの能力を高めるのが仕事です。
評価する:メンバーの能力を客観的に評価する
メンバーの行動に対して客観的で適切な評価を実施していきます。マネージャーの評価の質がメンバーの成長速度やモチベーションに大きく影響します。

この5点がマネージャーとしての中心的な業務となります。この5つの仕事をバランスよくしっかりと遂行することで初めてマネージャーが価値を生み出すのです。

 

マネージャーに求められる大切な能力とは

マネージャーの仕事には責任が求められます。メンバーに指示を出して終わりということではマネージャーの存在意義がないのです。

以下がマネージャーに求められる最も大切な能力です。厳しい話しこの能力がないとマネージャーとしてのパフォーマンスは発揮できません。

 

不可欠な マネージャーの能力

巻き込む力
ただ伝えるだけのマネージャーに意義はありません。メンバーをしっかりと巻き込んで進んで聞くだけのパワーが必要です。
達成への執着心
「達成しなくてもまぁしょうがない」と少しでも考えているマネージャーのいる組織に目標達成は不可能です。絶対に絶対に達成をしてやるという執着心が必要です。
平等性
自分の好き嫌いでものごとを判断するマネージャーには誰もついていきません。客観的にロジカルに平等にものごとを取られる能力が必要です。
学びへの情熱
学ばないマネージャーが組織を腐らせます。マネージャーが勉強をしていないのであればメンバーが勉強するはずがありません。

 

プレイングマネージャーはアリなのかナシなのか?

結論から言ってアリの場合もナシの場合もあります。マネージャーにとしての最適な動きは状況によって変化するので、概念論から目的論に変換してかんがえる必要があります。

 

マネージャーは○○をすべき(概念論)

目標を達成するためにマネージャーは○○をすべき(目的論)

 

このように目標達成を前提とした考え方をすると自分の組織において、プレイングマネージャーが適切なのかプレイングは無しのマネージャーが適切なのかの回答が見えてきます。

マネージャーは「こうあるべき論」を捨てて、状況に応じて目標達成のために役割や行動内容を日々変化させていきましょう。

マネージャーの役割が変化する流れの図

 

今すぐマネージャーから降ろすべき人材とは

マネージャーとしてのあるべき姿をしっかりと認識した上で、以下の特徴のある人材で改善や成長が見込めないようであればなるべく早めにマネージャーから降ろすことをお勧めします。

マネージャーにあっていない人材の特徴
・目標達成に執着がない人材
・会社の方針とずれている人材
・学びを疎かにする人材
・変化を恐れる人材

5人のチームを持っているマネージャーであれば1人のメンバーのパフォーマンスの5倍組織への影響を及ぼすのがマネージャーのポジションです。また、メンバーは会社の幹部や役員よりも目の前のマネージャーから最も大きな影響を受けるということを決して忘れてはいけません。

短期的な目線で困るからと言ってポジションを与えるのではなく、短期的に困ったことになったとしても長期目線でポジンションから降ろすことが必要になります。

コンサルなど多くのケースで、代わりがいないからと言って実力の無いマネージャーにポジションを与え続けた場合、想像以上のマイナスが出ています

マネージャーとしてのあるべき姿を実現できない人材は短期的な痛みを伴ったとしても可能な限り早めにポジションを変えることをお勧めします。

マネージャーとはどうあるべきか?本文を以下にまとめます。

・マネージャーは何をする人?
組織の方針を理解しメンバーを動かし、チームで全体を目標達成に導くチームの責任者。 ・マネージャーに求められる具体的な仕事は?
「理解する」「伝える」「達成する」「育てる」「評価する」

・マネージャーに求められる大切な能力は?
「巻き込む力」「達成への執着心」「平等な心」「学びへの情熱」

・プレイングマネージャーはアリ?
状況次第でアリ(組織の状況と目的で判断する)・今すぐマネージャーから降ろすべき人材は?
1、目標達成に執着がない
2、会社の方針とずれている
3、学びに意欲がない
4、変化を常に恐れる

組織力診断で
組織の課題が分かります

  • 経営理念が浸透してない
  • 売上が上がらない
  • 営業力が弱い
  • 約束事が徹底できない
  • 新規事業が立ち上がらない
  • 見込客の集客ができていない
  • 教育が一貫していない
  • トップが常に悩んでいる
  • 任せられない風土
  • 優秀な部下がいない
  • マネージャーが不足している
  • 役職者が増えすぎている
  • コミニケーション力が低い
  • 全体的にモチベーションが低い
  • ヒアリングができてない
  • 社長が自分らしくいれていない
  • メンバーの愚痴が多い
  • 打ち手がいつも中途半端
  • ひとのせいにする文化
  • 管理と営業が対立している
  • 営業力の個人差が激しい
  • 情報共有がされていない
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